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  ディレクトリ チャンネル vol.30

 

  ■事業者による商用無線LANのエリア展開は鈍化傾向に  公衆無線LANサービスエリア(以下、ホットスポット(注1))の世界総数を集計している、公式な統計は見当たらない。そのような中で、比較的網羅性があり参考となる公表数値が、無線LANプロバイダー向けにローカル広告等を提供する米企業JiWire社による、ホットスポットの情報リスト(ディレクトリー)だ。同統計によると、世界のホットスポット数(有料・無料、自治体Wi-Fi等を含む)は2008年11月現在、136カ国にまたがって23万超、点在している。その成長ペースは2005年1月に5万、2006年1月に10万を突破、といった調子で順調に伸び続けている模様だ。 (注1)本文中では「公衆無線LANサービスエリア」を指す。ちなみに「ホットスポット」はNTTコミュニケーションズの登録商標である。  一方、米欧亜の主要オペレーター(通信事業者、Wi-Fiプロバイダー)による商用ホットスポット数については、3G Wireless Broadband誌が定期的なレポートを出している。それによると、事業者主導の商用ホットスポット数は年率2桁の成長率で伸び続けていたが、この1~2年ほどで、ホットスポット数の増減(新設/廃止)が徐々に拮抗し、全体の伸びが鈍化する傾向を見せ始めた。同誌のデータによると、2008年第2四半期末の段階で商用ホットスポット数を125,147と算出、これは対前年同期比で8.08%の成長率に留まっており、本年末にかけてさらにその成長スピードは7%台まで落ちる、と予測した。なお、地域別な特徴としてはこの2~3年、主要3地域の中で、成長の主役が北米から欧州に移っている点が挙げられる。同誌のデータでは、主要事業者による商用ホットスポットの分布は、約45%が欧州、約31%がアジア、約24%が北米、というのが実態だ。

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