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自ファイルシステムのインストールを可能にすることを目的としたモジュールだ。こうして追加されるファイルシステムは通常のプログラムの1つとして動作するので、共有ライブラリを使用できる他、Linuxカーネル内部からでは実行困難な処理を行わせることも可能であるのと同時に、当該マシン上のアプリケーション群から見た場合のFUSEファイルシステムは、ごく通常のファイルシステムとして認識されるのである。そして本稿で解説する compFUSEd は、自動圧縮機能を備えたFUSEファイルシステムを提供するためのツールであり、特にテキストドキュメントや実行可能ファイルといった圧縮性の高いファイルを多数扱う場合、compFUSEdの使用はディスクスペースの大幅な節約を持たらしてくれる。 compFUSEdはオーバーレイファイルシステムの一種として設計されている。これは既存のファイルシステムを“ベース”として、それと同一のファイルシステムを若干の変更を加えた上で提示するという機構だ。そしてcompFUSEdにおける若干の変更とは、ファイルの圧縮/展開処理を意味する。つまりcompFUSEdはターゲットとなるファイルシステムへの書き込み処理に介在して、そうしたデータに圧縮を施し、その結果を“ベース”ファイルシステムに書き込むのである。こうした処理はベースファイルシステムからのファイル読み込み時においても同様に機能し、ファイルの読み出し結果としては compFUSEdにより展開された状態のデータが提示されることになる。しかもcompFUSEdファイルシステムによる処理の恩恵は、固有の圧縮機能を有しないアプリケーションであっても享受でき、ディスクへの保存時に自分のデータが圧縮されていたことを意識する必要すらないのだ。
